分散SNS・Fediverseとは

分散SNS・Fediverseについて、はじめてこの概念に触れる方にわかるよう説明します。

分散SNSとは

分散SNSは、中央集権ではないSNSです。分散型SNS、非中央集権型SNS、反中央集権型SNS、脱中央集権型SNSという呼び方もありますが、短いので分散SNSと呼ぶことにします。中央集権型のサービス――たとえばTwitterやFacebook、YouTubeなど――には問題があると言われています。たとえば、管理が行き届かないあるいはサービスの方針によって、ユーザーが追放(BAN)されてしまうことが頻繁にあります。マーケティングに利用するために、あなたの動きが監視・蓄積されるのが気持ち悪いという人は多いでしょう。

分散SNSの実装には、ブロックチェーンやP2Pといった手法やIRCなどいくつかの規格(プロトコル)がありますが、有名なMastodonActivityPub(アクティビティパブ)という規格(正確にはActivityPubのサーバー間連合プロトコル)を採用しています。ActivityPub実装の分散SNSには、たとえば、Twitterに似た短文投稿SNS(ミニブログ・マイクロブログ)である「Misskey」「Pleroma」「Mastodon」、Instagramに似た「Pixelfed」、動画共有サービス「PeerTube」などがあります。互換性や機能の差などの問題はありますが、同じActivityPubを使っているこれらのソフトウェア間では相互に投稿やユーザーを認識することが可能です。

これらのソフトウェアをサーバーにインストールすれば、自分でSNSを持つことができるというわけです。昔はみんなこぞってCGIでBBSを作ったものですが、そういう感じです(現代的なシステムのぶん、構築はCGIよりは難しいかと思います)。

分散SNSソフトがインストールされたサーバーは、多くの場合インスタンスと呼ばれます。Mastodonは単にサーバーと呼ぶようになりましたが、インスタンスという呼び方は未だ根強いように思います。

もちろん自分でインスタンスで運営するのではなく、他の人が運営するインスタンスを使ったり、新規登録を停止して会社やグループの中でのみインスタンスを利用したりすることもできます。分散SNSとして使うのではなく、ActivityPubを停止するよう改造し完全に独立したサービスとしても運用することができます(利用したソフトウェアがAGPLライセンスの場合、改造したソースコードは公開する必要があります)。

さて、短文投稿SNS(ミニブログ・マイクロブログ)であるMisskey・Mastodon・Pleromaの共通の機能についても簡単にご紹介します。

分散SNSなので、リモートユーザー(ほかのインスタンスのユーザー)をフォローしたり、ほかのインスタンスの投稿を取得していいねしたり再拡散(Twitterで言うところのリツイート)したりできます。ローカルユーザー(同一インスタンス内のユーザー)の投稿を確認できる「ローカルタイムライン」機能もあり、共通の話題を持つ仲間とのコミュニケーションに活用できます。

さらに、文字数制限が緩い、ストリーミングタイムライン、公開範囲の指定、画像のNSFW指定など、Twitterより優れている機能があります。

Fediverseとは

無数のインスタンスが関係しあって形成される分散SNSの世界はFediverse(フェディバース)と呼ばれます。FediverseはFederated(連合した)あるいはFederation(連合)とUniverse(宇宙)を組み合わせた造語です。

Fediverseをはじめよう

とにかくまずはFediverseをまずは触っていただきたいと思っています。

インスタンスは、Misskeyならmisskey.io、MastodonはFedibirdmstdn.jpに登録して使ってみるのが無難だと思います。

登録したところで誰をフォローすればいいの?という疑問もあると思いますので、Fediverseにいる有名人もお教えしておきましょう。mstdn.jpにはテレビにたまに出るらしい三上洋さんがいます。PawooにはTwitterを追放された絵師さんたちががたくさんいて、……R18な絵師さんばかりで紹介が難しいですが、皆村春樹さんoekakizukiさんあたりは有名なのではないでしょうか?Misskeyでは、社畜ちゃんを描かれているビタワンさん、MarinDeck開発者のさぶうぇいさん、Misskey開発者のsyuiloめいめいあたりをご紹介しておきましょう。

をフォローするのはやめてください。

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